子供が1歳を過ぎた頃「なにかやらせてみたいなぁ」と思って始めたのがリトミックでした。
結果、やらせてみてとても良かったと実感しています。
- 初めての習い事にリトミックを選んだ理由とは?
- どんな点が良かったのか?
など、まとめてみました。
これからお子さんに「何か習い事を・・」と考えるときに、参考にしてもらえればと思います。
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目次
リトミックとは?
リトミックは、20世紀始めに、スイス・ジュネーブの作曲家で音楽教育家でもあったエミール・ジャック=ダルクローズ博士によって考えられた音楽教育法です。
当初、音楽学校の基礎教育として考えられていたリトミックでしたが、次第に 生きていく上で必要な力を高める教育へと発展していきました。
ここでいう「生きていく上で必要な力」って?
注意力、集中力、思考力、社会性、協調性などのこと
具体的には...
音楽と身体を使って、言葉や数、音やリズム、自立心などを育むレッスンが行われます。
リトミックのねらい|他の習い事とココが違う!
リトミックは、何か1つの能力を伸ばすためのレッスンではなく、生きていく力を総合的に身につけられる、この点が他の習い事と違います。
リトミックと似た習い事と言えば、音楽教室や体操教室などがありますよね。
私が実際に子供と体験させてもらった音楽教室では「ピアノの生の音を大切にしています」と仰っていて、「聴く力」を鍛えることで音楽の基礎力を養うという感じでした。
後述しますが、子供が通ったリトミックは ピアノを一切使わない教室でした。
それは先生が子供たちの反応を見逃さないため(適切な言葉掛けをするため)だそうです。
▼リトミック教室での娘
また、体験した体操教室は、運動あそびという体験を通じて 健康なからだづくりと運動能力の発達をサポートするといった趣旨でした。
それに対して、リトミックは、五感で感じたことを頭で考えて→体全体で表現するという内容です。
様々な体験教室を経て最終的に、子供の初めての習い事をリトミックに決めました。
(音楽教室や体操教室を否定しているわけではなく、うちの子が長く楽しめそうなのがリトミックだったということです)
リトミック(リトピュアリトミック)のレッスン内容は?
娘が始めたリトミックは「リトピュアリトミック」というものでした。
リトピュアリトミックは、リトミックの中でもこんなことを重視しています↓
リトピュア式教育法「3つの絶対」により、基礎となる力「絶対音感」「絶対拍」「絶対感性」を0歳から3歳までに身につけることで、意欲を持って自ら行動できる「生きる力」を持てる人に成長していきます。
この「3つの絶対」
一見、音楽に必要なものなんじゃないの?と思われがちなんですが、いずれもこれから子供たちが生きていく上で必要な力に繋がっているんです。
絶対音感
「聴ける力」の習得に必要な「聴こうとする耳」を育むことで、人の話が聴ける力が身につく
絶対拍
音楽だけでなく、運動面、語学、ダンスなど、あらゆるところに存在するリズム感(絶対拍)を目や耳からの直接的な刺激で育てる
絶対感性
子供たち1人1人の個性(感性)を認め、その子が持っている良いところを褒め伸ばす
こんな風に言うと「難しいことをしているのでは?」と思われるかもしれませんが、子供たちが興味を持つやり方で年齢に合ったレッスンをしていきます。
具体的にはこんな教具を使います。
キャラクターリズムカード
6種類のキャラクターカード。裏は音符になっています。
目で見て、鳴き声などを声に出して(リズム唱)、動いて(リズムステップ)、だんだんと音の長さを把握し、表現できるようになります。
タンバリン
最初はママが代わりに叩いてもかまいません。
だんだんリズムにのって叩けるようになり、拍も正しくとれるようになってきます。
カラーボード
楽しみながらリズム感や創造性を育むアイテムです。
調理器具に見立てて料理が始まったり、砂場道具に見立てて、砂遊びが始まったりと大はしゃぎでした。
ポンポン
レッスンの最後はこのポンポンを持ってノリノリで踊ります。
表現力を育み、拍を感じることができるようになりました。
▼家でもDVDを見ながらよく踊ってました(笑)
この他に教具を使わないレッスンもあります。
- オリジナルの手遊び歌・ダンス・音階遊び
- フラッシュカード(動植物の名前をどんどん言っていく)
- お絵描き
- 先生が絵本を読んでくれる
- 音楽にのってママと室内お散歩 など
ノンストップで音楽が流れていく濃いレッスンで、毎回あっという間に時間が過ぎていきました。
リトミック(リトピュアリトミック)の効果
現在娘は3歳ですが、リトミックに通ったおかげなのか
- 人の話(先生のお話)が落ち着いて聞ける
- 英語の習得が早い
- ダンスで表現することが大好き
- 個性的(?)
な子供に育っています。
特に、「人の話が落ち着いて聞ける」というのは、リトミックに通ったことがかなり大きかったと実感しています。
また、自分の思いを表現する手段として、お絵描きやダンスがすごく好きで、これもリトミックで経験したことが生きています。
これらは今だけではなく「この先ずっと役立つであろう力が身についた」と言っても過言ではないと思っています。
リトミックの月謝はいくらくらい?
そんな効果を実感するリトミックですが「お高いんでしょう・・?」と思われることもしばしば。
教室によって月謝は様々ですが、調べたところによると月々500円〜5,000円程度。
子供の習い事としては比較的安いのでは?
ちなみに、娘が通っていたリトピュアリトミックは、1回あたりのレッスン代が約1,000円で、月2〜3回実施されていました。
体験教室をやっているところも多いので、興味がある方はまず検索してみてみましょう!
子供の習い事に迷ったら
子供の習い事は「子供がやりたいことをやらせる」「子供がやりたいと言ったときに考える」のもモチロンありですが、その一方で、小さいうちからやっておくと良いことや小さいうちにしか身につかないこと(いわゆる臨界期)もあります。
子供がやりたいことに気付いたときに、それができる基礎力をつけておいてあげることができたらいいですよね。
その点でも、リトミックは初めての習い事としておすすめです。
また、リトミック(リトピュアリトミック)の良いところの1つが、子供が小さいうちは家にこもりがちなママが楽しくなる場所を提供するというコンセプト。
「子供に何か習い事を・・」というママだけでなく、「外で気分転換したいな」「新しい世界に飛び込んでみたいな」という時、ぜひリトミックのことを思い出してみてくださいね。